新しい年が明け、2022年を迎えた。干支(えと)でいえば「寅(とら)」。力強く、そして「虎の子」の意味通り、大切なものの象徴とか。兵庫県内各地の「寅」にまつわるエトセトラ…。
◇
三田天満神社(三田市天神3)に、虎と撮影できるフォトスポットがお目見えした。年賀状用の写真に使えるようにと、干支(えと)の飾りを置き始めて6年目。年の瀬には「次はどれほどリアルな動物の置物が見られるかな」と期待して訪れる人も増えている。
同神社が毎年、アニマルオブジェなどの販売を手掛け、三田市内に展示場を持つ「ヨシミツ」(大阪府松原市)からレンタル。今季は大小の虎がやって来た。長さ約1.5メートル、高さ約1メートルの大虎は、つやのある瞳やひげ、流れる毛並みが本物そっくりで、散歩中のチワワがよけて通るほどだ。
正月三が日には計約2万人が初詣する同神社。生田真宮司(60)によると、2021年は新型コロナウイルス禍で例年のおよそ3分の2に減ったという。
22年も引き続き、出店で買った食べ物の持ち帰りを推奨するなど、感染対策を徹底して参拝客を迎える。女児(4)は「かっこいい」と虎をなで、「(本物を)動物園でも見てみたい」と目を輝かせた。(喜田美咲)
