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桜の木の下で線香を手向ける野球部員=三田市南が丘2
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桜の木の下で線香を手向ける野球部員=三田市南が丘2

 三田学園中学・高校(兵庫県三田市南が丘2)の野球部員が18日、阪神・淡路大震災で亡くなった元部員の藤田伸哉さん=当時(17)=を悼み、遺族から寄贈された桜の下で線香を手向けた。

 藤田さんは中学時代、野球部に所属。高校進学に際し、野球はせず受験勉強に集中する道を選んだ。高校2年の時、通学のため暮らしていた宝塚市内の祖父母宅が全壊し、同学園の在校生で唯一の犠牲者となった。

 藤田さんの両親が贈った5本の苗木はグラウンド横に植えられ、大きく成長して後輩たちを見守る。例年、1月17日に部員が藤田さんをしのんでいるが、今年は入試日と重なった関係でこの日に行った。

 練習開始前、中高約60人の部員が木の下に集まって線香を手向け、全員で黙とうした。高校野球部の岩根健太監督(39)は、藤田さんの経歴や人柄、遺族から贈られた桜のことを紹介。「しんどいことやつらいこともあるが、生きているからこそ感じられること。藤田さんのようにやりたいことができなかった人もいる」と命の尊さを伝えた。

 主将の栫(かこい)瑛人さん(17)は「自分と同い年で突然亡くなったなんて想像すらできない。好きな野球ができる日常を当たり前だと思わず、毎日を大切に過ごしていきたい」と話した。(小森有喜)

【特集ページ】阪神・淡路大震災

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