アート通じシダへの関心深めて 絵画や日用品など８０点 三田・ひとはくで企画展

2022/6/11 19:20神戸新聞NEXT

絵画や着物などシダにまつわる品が並ぶ会場＝三田市弥生が丘６

　芸術を通して植物に生物学的な関心を持ってもらおうと、兵庫県立人と自然の博物館（三田市弥生が丘６）がシダをテーマにした企画展を開いている。シダをモチーフにした絵画や日用品など約８０点を展示している。（小森有喜）

　胞子で繁殖するシダ植物は、山菜として有名なゼンマイ、ツクシなど日本で７００種以上が存在。県内では２８０種ほどが観察できるという。日本人にとって身近なシダの一つが「ウラジロ」。名前の通り葉の裏が白く、しめ飾りや鏡餅に使われる。色の印象の他、春になると葉がまとまって成長することから繁栄のイメージとして好まれたとされる。

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