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ベンチで並んで談笑=駒ケ谷運動公園野球場
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ベンチで並んで談笑=駒ケ谷運動公園野球場
タッチする藤本莉央さん(右)と神戸サンダースの前川陽優果さん=駒ケ谷運動公園野球場
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タッチする藤本莉央さん(右)と神戸サンダースの前川陽優果さん=駒ケ谷運動公園野球場
鋭いスイングをみせる藤本さん=駒ケ谷運動公園野球場
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鋭いスイングをみせる藤本さん=駒ケ谷運動公園野球場
大学生にアドバイスする清水徹郎監督=駒ケ谷運動公園野球場
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大学生にアドバイスする清水徹郎監督=駒ケ谷運動公園野球場

 NPB(日本野球機構)阪神タイガースの球団が女子チームを運営するなど、近年盛り上がりを見せる女子の硬式野球。学生レベルで新しいチームが次々と立ち上がっているものの、試合ができる9人を集めるのに苦心しているチームも多い。そんな中、年齢による体格・筋力差が男子より少ないという特徴を生かし、中学生と大学生が合同で試合に臨んでいるチームがある。(小森有喜)

■リーグ戦への参加も視野

 兵庫県三田市や神戸市北区が拠点で中学生6人が所属する女子硬式野球チーム「神戸サンダース」と、大学生5人の「関西学院大学女子硬式野球同好会」。今月から一緒に練習試合を始め、リーグ戦への参加も視野に入れる。

 実は、関学大の同好会は5月に発足したばかり。岡山県出身で人間福祉学部1年の藤本莉央さん(18)が立ち上げた。藤本さんは女子硬式野球の強豪・岡山学芸館高で主将を務め、全国8強の経験もあるが、卒業後の進路で選択肢の少なさを痛感した。

 「硬式野球を満足にできる大学は限られている。男子の野球部でマネジャーをするといった選択肢に落ち着いてしまいがち」

 クラブチームに入ることも考えたが、大学での勉強との両立は現実的ではないと感じた。男子のように「どの進路を選んでもある程度のレベルでプレーできる環境」をつくりたいと思い、入学直後に創設した。5人のうち、硬式野球の経験者は藤本さんだけだ。

 インスタグラムを通じてメンバーを募集したところ、5月下旬に神戸サンダースから「一緒に活動しませんか」とメッセージが入った。

 ■活躍の場、広げたい

 神戸サンダースは2年前、女子選手の活躍の場を広げようと清水徹郎監督(62)が男子主体の硬式チームから派生させ、誕生した。選手6人中2人は大阪から通っており、清水監督は「女子中高生が気軽にプレーできる場の少なさを感じる」。相手チームから助っ人を借りるなどして選手は試合経験を積んでいる。

 清水監督もインスタでの情報発信や他チームとの交流に力を入れており、「おすすめのアカウント」として浮上してきた関学大の同好会に関心を持った。メッセージを送るととんとん拍子で話が進み、定期的に一緒に活動することに。「女子なら大学生と中学生が一緒にプレーしても危なくない」といい、世代を超えて野球することで中学生に視野を広げてほしいとの思いもあった。

■「あんなふうになりたい」

 今月4日、駒ケ谷運動公園(同市ゆりのき台1)で初の合同試合に臨み、大阪の女子中学生クラブ、京都の高校の女子野球部と戦った。いずれも敗戦したが、ベンチで並んで声を出し、打者を鼓舞した。守備も次第に連係が取れるようになった。

 神戸サンダースの中路友莉奈さん(14)=苦楽園中2年=は、藤本さんの走攻守すべてに驚いた様子。「すごくレベルが高くて、あんなふうになりたいと思った」。藤本さんも「みんな硬球に負けない力強い球を打っていた。こうして一緒に試合ができるのは本当にありがたい」と話す。

 県内でみると、先月、赤穂市で女子児童だけの野球チームが誕生。清水監督は少年野球チームに加入する女児が増え、裾野が広がりつつあると感じている。「興味を持ってくれた子どもたちがプレーできる道が続くよう工夫しながら女子野球を発展させていきたい」と話していた。

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