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夏野菜を育てる前原さん(左)と昆野さん=三田市ゆりのき台3
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夏野菜を育てる前原さん(左)と昆野さん=三田市ゆりのき台3
市の職員に野菜を渡した=三田市三輪2
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市の職員に野菜を渡した=三田市三輪2
校舎とグラウンドの間の植え込みに畝を作っている=三田市ゆりのき台3
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校舎とグラウンドの間の植え込みに畝を作っている=三田市ゆりのき台3

 三田西陵高校(兵庫県三田市ゆりのき台3)の生徒が、自分たちで育てた野菜を市内5カ所の地域食堂へ贈った。校舎とグラウンドの間の植え込みや部室棟の裏の地面などちょっとしたスペースを活用して畝を作った。その名も「西陵農園」。地域の子どもたちとの交流にも一役買っている。(喜田美咲)

 地域食堂への野菜の提供は初の試み。野菜は同校の子どもみらい類型の1、2年生や調理部の部員が栽培した。

 同類型では幼稚園教諭や保育士など、子どもの成長に関わる職業に関心がある生徒が学ぶ。畑では毎年サツマイモを育てており、生徒が実習で赴く園の子どもたちを高校に招き、収穫を体験してもらうなど、食育の場にしてきた。

 最初はグラウンド脇の植え込みだけだったが、部室裏や、ポンプ室裏などに畑を拡大し、野菜の種類が増えたのは2年前。自宅で農業をしている教員の柴崎茂昭さん(62)が着任してからだった。「サツマイモを家庭科の調理実習や部活動でも活用しようと考えていた。せっかくなら他の野菜も、と」

 夏はピーマン、トマト、ゴーヤー。徐々に数を増やし、畝ごとに異なる野菜を育てた。生徒と教員が放課後や空き時間に苗植えや草引き、水やりをし、成長を見守ってきた。同類型で調理部2年の前原琴羽さん(16)は「朝に水やりへ行くと、成長が分かってうれしかった」と振り返る。

 昨年11月、収穫時期が異なる3種類計600本のタマネギを植え、5月に早生種を、6月10日に残りを収穫した。寒さを予想して効果的なタイミングで肥料をまいたことやこまめな草引きが奏功したとみられ、出来は上々だった。同2年の昆野朱里さん(16)は「野菜炒めにして食べてみると、普段食べるタマネギより甘みを感じた」という。同日は、認定こども園の神戸親和女子大学付属親和幼稚園(ゆりのき台5)の園児と収穫。さらに地域に役立てられないかと考え、地域食堂への提供を思いついたという。

 20日、生徒が市役所のすくすく子育て課を訪れ、タマネギ100個以上とジャガイモを職員に託した。前原さんと昆野さんは「(今回の取り組みで)三田に地域食堂があると知ることができた。タマネギの価格が上がっている時期に役に立ててよかった」と笑顔を見せた。

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