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工夫を凝らし、籠に野菜を盛る客=三田市弥生が丘1
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工夫を凝らし、籠に野菜を盛る客=三田市弥生が丘1
親子の連係プレーで30センチほどの高さまで積み上げた客もいた=三田市弥生が丘1
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親子の連係プレーで30センチほどの高さまで積み上げた客もいた=三田市弥生が丘1
篤農家の(右から)佐々木成道さん、下浦篤さん、山元未希也さん、田中一平さん=三田市下相野
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篤農家の(右から)佐々木成道さん、下浦篤さん、山元未希也さん、田中一平さん=三田市下相野

 育ちすぎたり虫食いがあったりして量販店で出せない「規格外野菜」を安価で販売する「ハナマチヤオヤプロジェクト」が毎週土曜日、兵庫県三田市弥生が丘1の商業施設フローラ88で開かれている。直径20センチほどの籠に「盛り放題」でなんと300円。7月23日から始めたところ毎回人だかりができる好評ぶりという。食品ロスを減らしながら地元農家のPRにも一役買う。(喜田美咲)

 同施設を運営する北摂コミュニティ開発センターの孝岡和人さん(42)が、1階の空き店舗スペースの活用方法として企画。野菜の販売は農業法人「篤農家(とくのうか)」(三田市下相野)が担う。道ばたの無人販売所から着想を得た。

 売り場には少し小さいジャンボピーマンや、24センチ以上に育ったキュウリ、傷のあるナスなど旬の野菜が山積み。午前10時のオープンと同時に大勢が押し寄せた。客はブロックパズル「ジェンガ」のように互い違いに積んだり、隙間に小さい野菜を入れて無駄なスペースをなくしたりと試行錯誤。満足げに戦利品を持ち帰っていた。

 市内の女性(71)=は「小さい野菜を下に入れて大きいので上から押さえてバランスを取った。要領いいでしょ」とにやり。夫(73)は「食べたら一緒だから見た目なんて気にならない。お得だから、これからもっと種類が増えるといいな」。

 孝岡さんは「野菜の価格が高騰している時だからこそ、無駄なく販売できてよかった」と話す。

     ◇     ◇

 篤農家は代表の下浦篤さん(25)▽佐々木成道さん(23)▽田中一平さん(27)▽山元未希也さん(25)-の4人で営む。全員有馬高校出身だ。同市下相野などの約6ヘクタールで10種類の野菜を育てる。交流サイト(SNS)を使った作業工程の発信や異業種とコラボなど、柔軟な発想で農業の可能性を探っている。

 下浦さんは同校の人と自然科で学んだ。在学中から「もうかる農業」について考えており、日本学校農業クラブの意見発表会近畿大会では最優秀賞を受けた。

 専門学校や農業法人での修業を経て2021年に株式会社篤農家を設立。実家は農家ではないが、高齢で手が回らなくなった農家の土地などを借りて生産を拡大してきた。肉厚で甘みの強いジャンボピーマンのブランド化を目指している。

 これまで規格外の野菜は従業員らで持ち帰っていたが、食べきれず捨てていたものもあったといい「売る場所ができたのはありがたい。うちの野菜のおいしさを知るきっかけになってほしい」と話している。

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