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一番搾り とれたてホップ生ビール
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一番搾り とれたてホップ生ビール
タンクに遠野産ホップを投入する従業員=キリンビール神戸工場
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タンクに遠野産ホップを投入する従業員=キリンビール神戸工場
急速凍結させた遠野産ホップ=キリンビール神戸工場
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急速凍結させた遠野産ホップ=キリンビール神戸工場
ホップが投入された120キロリットルのタンク=キリンビール神戸工場
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ホップが投入された120キロリットルのタンク=キリンビール神戸工場

 キリンビール神戸工場(神戸市北区)で、国産ホップを使った季節限定のビールの製造が進んでいる。岩手・遠野産の急速凍結させたホップを使用し、フルーティーな香りが特徴。11月1日から発売する。(土井秀人)

 ホップはアサ科のつる性の多年草植物。日本ではセイヨウカラハナソウとも呼ばれ、高さ5メートルほどに成長する。雌株が持つ毬花(きゅうか)に含まれる「ルプリン」が、ビールの香りや苦み、泡立ちに役立つ。

 キリンビールで使用するホップは、約9割をチェコやドイツといった海外から輸入している。一方、国産ホップは後継者不足や生産者の高齢化により、最盛期に比べて生産量は大きく落ち込んでいるという。

 産地を守るため、同社は2004年から岩手・遠野産ホップを主に使った「一番搾り とれたてホップ生ビール」を販売。全国9カ所の工場のうち、神戸など5工場で製造している。

 収穫は盆過ぎから行われ、24時間以内に凍結する。神戸工場では8月30日から仕込みを始めており、約800キロリットルを製造する予定という。ホップは麦汁を煮沸する工程でタンクに投入しており、通常の製品では設備が自動で行うが、限定商品のため手作業でタンクに入れる。製造を担当する工藤晋明さん(49)は「キンモクセイのようなフルーティーな香りが特徴。鮮度の高い国産ホップのビールを楽しんで」と話していた。

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