ステージに人形が飛び出すと、子どもたちが手をたたいて笑い出す。歌が始まったらもう夢中。次々に口ずさみ合唱が始まった。「おはなし集団・だっこ座」が三田幼稚園(兵庫県三田市西山1)で開いた人形劇公演の冒頭だ。メンバーの高齢化と後継者不足は課題だが、三田を拠点に物語の面白さを伝え、45年となった。
だっこ座は舞台演出家の中畑八郎さん(79)=同市=が三田の民話を広めようと仲間2人と1977年に立ち上げた。名前の由来は「しょせん人生おんぶにだっこ 助けられたり助けたり」。現在は10人が所属し、ほとんどが元幼稚園教諭や元教員。幼稚園や高齢者施設などで幅広い年代に向けて発表してきた。
三田幼稚園で披露した劇は「あんころもち」。あんころもちを食べた少年が、おいしくて名前を覚えて帰ろうとするものの、途中で出会った人たちとの会話に影響され、どんどん間違えて覚えてしまう。手作りの人形に原作をアレンジした台本を使う。舞台では人形劇のほか、パネルにキャラクターを貼りつける「パネルシアター」やなぞなぞコーナーもある。画用紙をめくって問題を出すたびに、跳びはねて手を挙げる子どもたち。答えを聞きながらリアクションをとり、ひとときも子どもたちの目を離さない。同幼稚園の男児(6)は「あんころもちがゲロゲロもちになったの」と笑い、何度も「ゲロゲロもち」と歌っていた。
◇
だっこ座は同県立こどもの館(姫路市)の人形劇コンクールで入賞した経歴を持つ。かつては県の派遣事業として補助金なども受け、夏祭りや公民館の催しなど北は豊岡、南は淡路まで足を運び、年に30公演ほどをこなしていた。しかし新型コロナウイルス禍の影響もあり、最近は3分の1ほどに。20人近くいたメンバーも高齢化や家族の介護などで減り、1人でも欠席が出ると中止を検討するようになった。
それでも「生の劇の面白さを知ってほしい」「子どもの歓声や笑顔が忘れられない」とメンバー。「劇が楽しかった」という子どもたちの経験を守りたい、新人を養成したい、との思いで仲間を募っている。
代表の宮口美幸さん(68)は「得意不得意は気にせず、楽しくおしゃべりできる場として気軽にのぞいてみてほしい」と話す。
ちっちゃな空間にでっかい夢を、あなたも育ててみませんか。ちっちゃな体にでっかい笑顔、あなたも出会ってみませんか。(だっこ座のモットーより)
毎週水曜日午前10時~正午にさんだ市民センター(三田町)で練習会を開いている。今年は18日から。教室料と材料費で月千円。見学希望はだっこ座の中畑さんTEL090・8888・5084

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