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一新したポスターで情報提供を呼びかける三田署員=三田署
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一新したポスターで情報提供を呼びかける三田署員=三田署
新たに作成した3D複顔像(提供)
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新たに作成した3D複顔像(提供)
現場を調べる捜査員ら=2011年2月、三田市小野
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現場を調べる捜査員ら=2011年2月、三田市小野

 兵庫県三田市小野の千丈寺湖(青野ダム)でコンクリートに詰められた男性の白骨が見つかった死体遺棄事件は、14日で12年となった。男性の身元は分かっておらず、県警捜査1課と三田署は新たに3D映像を使った複顔像を公開。情報提供を募っている。

 2011年2月14日午前10時45分ごろ、湖畔で釣りをしていた男子高校生がコンクリート詰めの頭蓋骨を水際で発見。当時は雨不足で湖底が見えるほど干上がっていた。その後、頸椎(けいつい)や左足首の骨も付近から見つかった。

 司法解剖などの結果、遺体は30~40代(1962年ごろから73年ごろまでの生まれ)とみられる男性で、身長145~165センチ。血液型はAB型。死後1~5年が経過していたことが分かった。「歯並びが非常に悪く、治療もあまりしていない」との特徴もあった。

 県警はコンクリートに残った顔の形を基に復顔像を作成し、11年11月、全国に公開した。これまで延べ3万8094人の捜査員を投入し、計205件の情報提供を受けたが、身元の判明に至っていない。

 引き続き県民に事件への関心を持ってもらおうと、今回、ポスターを一新。県警科学捜査研究所や警察庁科学警察研究所を通して作成した3Dの複顔像を載せた。「口蓋裂(こうがいれつ)の手術をした可能性がある」という新情報も書き加えた。

 ポスターは14日から順次全国の警察を通して各地で掲示される。同日朝には三田駅周辺で情報提供を呼びかけるチラシも配布予定。三田署の山下俊輔刑事課長(43)は「(新たな画像を見て)知っている人に似ているなどささいな情報でも寄せてもらいたい」としている。三田署TEL079・563・0110

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