先日、40センチほど髪を切った。そう言うと「ヘアドネーションをしたの」とよく聞かれるようになり、認知度の高まりを感じている。ヘアドネーションは医療用のウィッグ(かつら)を作るために髪を寄付する取り組み。取材で知ったのをきっかけに筆者もおよそ3年間、髪を伸ばしてみた。(喜田美咲)
兵庫県・三田に着任して間もない2020年6月、市内の女性がヘアドネーションをする際に密着取材した。小学生の男の子が髪を2度も寄付したという記事に胸を打たれて実践したという。
一般的に31センチ以上あれば寄付できる。半分に折って使うため、40センチでボブに、50センチでロングのウィッグに仕上がる。女性は3年半をかけ55センチを贈っていた。新型コロナのまん延で自粛ムードが続いていた頃。アマビエを作るなど前向きに生きる人たちに励まされ、自身も寄付することで「誰かの宝物になってほしい」と語っていた。
筆者はときめいた。当時はショートヘアだったが、三田にいる間は伸ばし続けようと決めた。
ただ伸ばすだけだと思ったが「傷まないようにするのが大変」「ドライヤーに時間がかかる」など、取材で聞いた感想を実感した。
腰辺りまでのロングヘアは束ねてもリュックと背中の間に挟まり、油断すると頭が後ろに持って行かれる。「背中にタチウオしょってんのかい!」と、ボディービルダーの大会で聞こえそうな(?)かけ声が何度も頭をよぎった。
ヘアアレンジが苦手なため、華やかにしようと内側の髪だけ金色にしてみた。学生時代にもしたことがない髪色に挑戦するきっかけにもなった。
寄付された髪で作ったウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下に無償提供しているNPO法人「ジャパン・ヘアドネーション&チャリティー」によると、集まった髪は一度全て脱染するため、ひどく傷んでいなければ染めていても問題ないという。髪は少量ずつゴムで束ねてその少し上を切る。袋に入れ、髪の状態を記入したドナーシートとともに同法人などへ送れば寄付が完了する。
異動を控えた2月中旬、髪を切った。美容院でよく言われる「髪の量多いですね~」が初めて褒め言葉に聞こえた。手渡された40センチを見ると、このぐらいの長さの時はあの取材をしていた頃かな、と三田での日々が思い出された。誰かの笑顔につながりますように。

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