手応えがつかみにくい選挙だ。前回までとは対立候補が異なっており、どんな主張をするか、分からなかった。できるだけ浮動票を取り込むように心掛けてきたつもりだが、どこまで届いただろうか。

　「自民大勝」の報道が流れたやりにくさもある。候補本人は「自民が勝つみたいだから、今回は違うところに投票する」と直接言われたようだ。“勝ちすぎ”を警戒する心理も変えないといけない。

　政策では社会保障のツケを将来に回さないという財政再建、地方のことは地方で決めるという地方創生の部分で好感触を得ている。先日の合同個人演説会のように各候補の主張を聞き比べる機会がもっとあれば良かったと思う。

　今回はアベノミクスの推進を確認する選挙。地方にはまだ効果は出ていないから、腰を据えて取り組むため、最後まで支持を訴えていく。