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10日公示、22日投開票の衆院選を前に、兵庫県選挙管理委員会は3日、神戸市内で立候補予定者説明会を開いた。折しも説明会開催中に小池百合子東京都知事率いる「希望の党」の第1次公認の発表があり、落ち着かない様子で説明を聞く陣営関係者の姿もあった。
この日は39陣営が出席。県選管などによると、党派別では、自民=10▽公明=2▽共産=11▽維新=4▽希望=4▽諸派=1▽未定=7-だった。希望と民進との合流や、枝野幸男元官房長官が結成した新党「立憲民主党」の設立を受け、民進系の立候補予定者らは「党派未定」としての出席になった。
各陣営は、県選管や県警の担当者らの説明に聞き入り、立候補届け出の手続き方法や選挙運動の適法範囲などを確認した。
民進系の中には、どの党から立候補するのか対応が定まらない陣営もあり、気をもんだ様子。この日、兵庫11区(姫路市)で希望の公認が決まったばかりの元職の陣営関係者は、説明会の終了間際に現れた。当初は大阪府南部の選挙区で民進から立つ予定だったが、希望と維新による選挙区調整で「国替え」に。スタッフの1人は「ただでさえ急な解散で時間がないのに、準備が追い付かない」と足早に会場を後にした。
この後、政党を対象にした説明会もあり、希望は民進県連の関係者が代理出席し、立憲民主としての出席はなかった。(佐藤健介、黒田勝俊)