兵庫県知事選
7月1日告示 7月18日投開票
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 兵庫県知事選(7月1日告示、同18日投開票)で、候補者擁立を巡り県議団が分裂した自民党県連は、選挙対策委員会(県議14人、神戸市議5人で構成)を7日に開き、投票で推薦候補を決める。選対委員の県議のうち9人は前副知事の金沢和夫氏(64)を支持しているが、神戸市議は前大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)とで揺れている。最終決定は党本部が投票結果だけでなく、地元国会議員の総意を加味するため、推薦の行方は混沌としている。(紺野大樹、永見将人)

 知事選では、今期限りで退任する井戸敏三知事(75)の事実上の後継として金沢氏が立候補を表明。44人が所属していた県議団は金沢氏の支援を決めたが、反発する11人が会派を離脱して斎藤氏を擁立した。斎藤氏には日本維新の会が推薦を出す方針を示している。

 自民県連の選対は、県議と神戸市議の計19人で構成。県議14人のうち9人が金沢氏を支援、残り5人が斎藤氏を推している。

 選対委員5人を抱える神戸市会の自民会派ではいったん、斎藤氏を支援しない方針を示したが、その後、流動化。7日の選対前に金沢、斎藤両氏とそれぞれ会って対応を決めるという。5人の票は一本化する方針で、投票の結果を左右するとみられる。

 一方、地元国会議員は選対メンバーに入っていないが、党本部が県連から投票結果の上申を受けて決定する際、その総意を参考にするという。

 県連所属の国会議員のうち12人は3日、金沢、斎藤両氏と面会して意見交換。県連会長を務める谷公一衆院議員(69)は総意をまとめるとし、「維新の推薦は判断に関係ない」との姿勢を示した。7日の県連選対後、最終的な意見を取りまとめる予定という。

 ある国会議員は「選対の意見は重いが、国政選挙などでは党本部でひっくり返した例もある」と語り、県連の結果が国会議員の意見で変わる可能性をほのめかした。

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