兵庫県知事選
7月1日告示 7月18日投開票
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 新人5人が争う兵庫県知事選(18日投開票)の情勢について、神戸新聞社は10日、有権者を対象にインターネット調査を実施した。元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)=自民、維新推薦=がややリードし、前兵庫県副知事の金沢和夫氏(65)が追う展開。他の3人は引き離されている。ただ、4割強が投票先を決めておらず、情勢は変わる可能性がある。

 自民党が分裂し、一部県議と国会議員らが日本維新の会と相乗りで斎藤氏を推す。県議会最大会派・自民の県議は党方針に反発し、退任する井戸敏三知事(75)の後継の金沢氏を支え、立憲民主、国民民主両党の県連も支援する。

 自民支持層は、斎藤氏が4割弱を固める一方、金沢氏も2割に浸透。斎藤氏は維新支持層の6割まで支持を伸ばし、金沢氏は立民支持層の半数を固めた。自主投票とした公明党や無党派層の取り込みは、2人ともほぼ互角となっている。

 5期20年に及ぶ井戸県政の継承を望むのは2割で、そのうち半数が金沢氏を選んだ。全体の半数は刷新を求め、うち3割は斎藤氏を選択し金沢氏を上回った。

 前回選(2017年)で井戸氏に投票した人のうち、3割が金沢氏、3割弱は斎藤氏を選択。井戸氏に迫ったコラムニスト勝谷誠彦(まさひこ)氏(故人)に投票した人では、約半数が斎藤氏を選び、金沢氏は1割にとどまった。

 元兵庫県議の金田峰生氏(55)=共産推薦=と元加西市長の中川暢三(ちょうぞう)氏(65)、音楽塾経営の服部修氏(47)も立候補している。

 調査は、神戸新聞と毎日新聞、毎日放送、社会調査研究センターが協力して実施。得られたデータのみを共有し、各社が独自に分析した。NTTドコモの携帯電話ユーザーを中心とするプレミアパネル(dポイントクラブ)の県内在住者から、対象者を無作為に抽出。メールで協力を依頼し、2500人から有効回答を得た。(紺野大樹)

【特集ページリンク】兵庫県知事選2021

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