兵庫県知事選
7月1日告示 7月18日投開票
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2005年以来2度目の挑戦となった元兵庫県議金田峰生氏(55)=共産推薦=は「命や健康を大切にする温かい兵庫に変える」と訴えたが、届かなかった。
立候補表明は5人中4番目の4月半ばと出遅れた。告示前の2カ月半で県内全41市町を2巡し、県政転換を主張。県民の要望に耳を傾けつつ「県民本位の政治を」と支持拡大を図った。
選挙戦では、東京五輪の開催方針など国の新型コロナ対策を問題視。「政府にノーと言えるのは私だけ」とアピールし、政権批判票の受け皿を狙った。
福祉や教育の充実を掲げる姿勢は、コロナ禍に直面する若年層の共感を呼び、手応えを感じたが、またも力及ばなかった。(初鹿野俊)
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