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具材がシンプルで作るのが簡単なサケ寿司。減塩とおいしさを両立している
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具材がシンプルで作るのが簡単なサケ寿司。減塩とおいしさを両立している
【1】砂糖を使って脱水 キュウリの塩もみは、塩を減らした代わりに砂糖を使って脱水。少し時間はかかるが、流水をせずに食べられ、うま味が残る。
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【1】砂糖を使って脱水 キュウリの塩もみは、塩を減らした代わりに砂糖を使って脱水。少し時間はかかるが、流水をせずに食べられ、うま味が残る。
【2】塩分をカット、カロリーもダウン すし飯には塩を使わず、酢と砂糖のみで。塩と砂糖を振ったキュウリなどをまぜ込むことで、塩分を大幅にカット。 通常のちらしずし(652キロカロリー、塩分3.5グラム)に比べ、カロリーも塩分も少なめに。
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【2】塩分をカット、カロリーもダウン すし飯には塩を使わず、酢と砂糖のみで。塩と砂糖を振ったキュウリなどをまぜ込むことで、塩分を大幅にカット。 通常のちらしずし(652キロカロリー、塩分3.5グラム)に比べ、カロリーも塩分も少なめに。
平田結喜緒・健康ライフプラザ健診センター長
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平田結喜緒・健康ライフプラザ健診センター長

 病気ごとにレシピや予防法を紹介する「医師おすすめ! お手軽健康レシピ」。今月は4回シリーズでお届けしている「高血圧」の第3弾。今回のメニューは「簡単!減塩サケ寿司(ずし)」です。高血圧の予防・改善法も説明します。(記事・篠原拓真、写真・後藤亮平)

〈材料(2人分)〉

米 1合

昆布 2センチ角1枚

サケフレーク 40グラム

きざみノリ 適量

★いり卵 卵 1個、塩 ひとつまみ、サラダ油 小さじ1

★キュウリの塩もみ キュウリ 80グラム、塩 少々、砂糖 ひとつまみ

A 穀物酢 大さじ1と1/2

砂糖 大さじ1

※少々は指2本で、ひとつまみは指3本でつまんだ量のことを指す

〈つくりかた〉

1 炊飯器に米と昆布を入れて炊く。

2 キュウリは薄く輪切りにし、塩と砂糖を振る。しばらく置いてから水気を切る【1】。

3 卵はいためて、いり卵に。

4 Aを耐熱容器に入れて、レンジで20秒加熱する。

5 炊き上がったご飯に加熱したAを入れ、まぜながらうちわであおいで冷ます。また、サケフレークとキュウリも入れてまぜる。

6 器にまぜたすし飯を盛り、いり卵ときざんだノリをのせて飾る【2】。

■塩分摂取量は1日6グラム未満に 平田結喜緒・健康ライフプラザ健診センター長

 高血圧の予防・改善には食塩の摂取量を減らすことが第一です。世界保健機関(WHO)は食塩摂取目標を1日5グラム以下としており、欧米でも1日の塩分摂取目標量は4~5グラム。わが国では日本高血圧学会減塩委員会が、摂取量を6グラム未満に制限するよう提言しています。

 みそ汁や漬物などの和食は、塩分が多くなりがちです。また、われわれがよく口にする加工食品にも塩分が含まれていますので、注意しましょう。

 加工食品などの商品には、どれぐらい塩分が含まれているか書かれていますので、普段から見るよう心掛けてください。中にはナトリウム表記の商品もあります。その場合はナトリウム量に2・54を掛け、千で割ると食塩量(グラム)になります。参考にしてください。

 食塩5グラムは、5ccの計量スプーン小とほぼ同量です。1日の食塩量を6グラム未満に抑えるということは、塩分を計量スプーン小1杯の範囲内にしなければいけません。1日に食べる平均的な加工食品の塩分は、目安の5グラムのうち半分ぐらいを占めると言われます。ですので、実質は2・5グラムしか使えないと考えましょう。

 塩分削減のために、酸味や辛味、甘味といった他の味覚でカバーすることも一つの手です。かつお節や昆布のだしを使い、うま味で塩分量を減らすのも良いでしょう。すぐに摂取量を6グラム未満にするのは難しいでしょうから、こうした技法を使って徐々に薄味に慣れていき、減塩を目指しましょう。

◇協力 兵庫県予防医学協会、管理栄養士 小西晴美さん、平野三恵子さん

 

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