神戸市は18日、これまで公表していなかった市内在住の新型コロナウイルス感染の死者121人をまとめて発表した。感染者急増による業務の逼迫で遺族への確認作業が進んでいないとして、死者公表が遅れていた。121人中28人は5月3~12日に死亡。残りの93人の死亡日は現時点で未公表だが、感染の「第4波」が始まったとされる3月1日以降の死者という。
121人は年代別で、40代=1人▽50代=3人▽60代=6人▽70代=27人▽80歳以上=84人。約7割を80歳以上が占めた。
同市ではこれまで死者が確認された場合、遺族の了解を得た上で、亡くなった日▽年代▽性別-を公表していた。しかし遺族への確認作業が追いつかず、死後1カ月以上たってから発表されるケースもあった。
今後は遺族の了承を得る前でも、2週間に1度のペースで、死亡者数と年代のみをまとめて公表するとしている。(初鹿野俊)
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