新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が兵庫県でも20日をもって解除され、酒類の提供が部分的に可能となる。宣言で開業を延期した居酒屋や、オープン後、初めて酒を出すバーなどが客を迎える準備を始めた。ただ、感染の再拡大への懸念は拭えず、営業時間の短縮や対策を続けながら慎重な一歩を余儀なくされる。
「4度目の正直。やっとという気持ち」。阪神西宮駅近くで居酒屋「スタンド白鹿」を取り仕切る露無(つゆむ)泰之さん(38)は、安堵(あんど)の表情を見せる。
4月25日の宣言発令に伴い、酒類を提供する飲食店に休業が要請され、期間の延長もあったため、開業予定を4回延期。満を持して解除後の21日、2カ月遅れのスタートを切る。辰馬本家酒造(西宮市)の白鹿ブランドを中心に、日本酒を幅広く取りそろえる。
開業前から店の状況を会員制交流サイト(SNS)で発信。「楽しみにしている」「頑張って」など100件を超えるメッセージが寄せられた。露無さんは「コミュニケーションの場として、地域の人に自慢に思ってもらえる店にしたい。静かな一歩だが、わくわくする」と話す。
阪神芦屋駅近くのバー「芦屋日記」。オーナーの草野智和さん(44)は、在宅勤務の浸透などで日中でも一定の需要があると知り、宣言期間中の5月末に2号店を開業した。
酒類提供の自粛を受けて、イギリスで人気のノンアルコールカクテル「モクテル」を提供。国産の果物と自家製シロップを使い、見た目はカクテルそのものだ。
「これを機にモクテルを知ってもらえたら」と草野さん。21日から2号店のオープン後初めて酒類を出す。酒類の提供が禁止される土日は引き続きモクテル一本に徹し「コロナ禍でノンアルの新たな可能性を見つけられた」と前を向く。
神戸・三宮の東門街にある居酒屋「酒肆(しゅし)大関」も21日、平日限定で酒類の提供を再開する。宣言期間中の5月13日からランチ営業をしていたが、安富令子代表(63)は「お酒を出せるのはありがたいが、時短営業なので、そんなに(客は)戻らないだろう」とみる。
それでも来店者の増加を見越し、約2カ月ぶりに座敷のある2階を開け、長らく使っていなかったビールサーバーやジョッキグラスも洗浄した。「仕事終わりに飲みに来ても2時間あるかどうかだが、お客さんのことを思うと、(収支は)マイナスになるが開けるしかない」と複雑な心境。「時短はあった方がいい。いきなり大勢で来られると感染リスクもあるので、少しずつ制限を緩めてもらえたら」と注文していた。
(赤松沙和、丸山桃奈)
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