毎年12月に開かれる光の祭典「神戸ルミナリエ」について、兵庫県や神戸市などでつくる組織委員会は22日、昨年に続いて今年の開催を中止すると発表した。
2019年は約347万人が訪れており、規模を縮小しても会場内外の混雑を避けられないと判断。資材をイタリアから運ぶ関係で夏前に発注する必要があるが、設営する職人約10人の入国も見通せず、発注後に取り消すと多額のキャンセル料が発生することも考慮し、昨年より約1カ月早く中止を決めた。
昨年は代替行事として、東遊園地(同市中央区)で光の聖堂「カッサ・アルモニカ」を展示。約2万5千人が訪れた。今年も密集や密着の回避に配慮した代替行事を検討する。(長谷部崇)