兵庫県は２４日、新たに１７人が新型コロナウイルスに感染し、３人が死亡したと発表した。１日当たりの新規感染者が２０人を下回るのは３日ぶり。直近１週間（１８～２４日）の新規感染者は１日平均２１・９人となり、４２日連続で減少した。

　２３日時点で、重症者は２７人（前日比１人減）で重症用の病床使用率は１９・８％となった。昨年１１月１８日以来７カ月ぶりに２０％を下回り、政府分科会が示す感染状況の指標でステージ３（感染急増）を脱した。全入院患者の病床使用率は１４・９％となり、２１日から３日連続で２０％を切っている。

　２４日の新規感染者は発表自治体別に、神戸市＝１１人▽西宮市＝１人▽県所管＝５人。姫路、尼崎、明石市は０人だった。

　県が２３日にクラスター（感染者集団）と認定した北播磨地域の製造工場では、新たに従業員１人の陽性が判明し、感染者は計１０人となった。同工場では別の複数部署でも既に陽性者１９人が確認されており、感染経路などを調査中という。

　死者は県所管で入院中だった６０代女性と８０代女性の計２人、神戸市でも１人（年代・性別非公表）が判明した。

　また、神戸市が１８日に公表した感染者１人を取り下げ、県内の累計で、感染者は４万７９７人、死者は１２７８人となった。

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