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新型コロナウイルスのワクチン(資料写真)
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 新型コロナウイルスワクチンの各自治体への7月後半の供給配分が示されず、兵庫県内の複数の市町がこれから接種が本格化する64歳以下の人について、予約を受け付けられない状況になっていることが分かった。丹波市では予約の開始を一時中止したほか、神戸市では会場の開設が見通せず、8月の集団接種予約の受け付けを始められなくなっている。

 兵庫県ワクチン対策課によると、7月19日の週と同26日の週に各都道府県に配分されるファイザー製ワクチンの量が、6月28日に国から各都道府県に示される予定だった。それを受け、兵庫県は30日にも各市町にワクチン配分を示すはずだったが、政府からは配分量が示されないままという。

 6月末までに配分された高齢者向けのワクチンは十分な量があるが、7月前半に配分が始まった64歳以下のワクチンは兵庫県内で433箱(約51万回分)と、各市町が希望する合計量の半分に満たない。さらに、集団接種に使うモデルナ製ワクチンも少なく、政府は6月下旬から各自治体の申請を受け付けていない。

 これを受け、丹波市は7月12日から予定していた16~64歳の予約の受け付けを一時中止することを発表。同市によると、7月前半にファイザー製ワクチンが4箱(約5千回分)届くが、それ以降のスケジュールは示されていない。担当者は「ワクチン供給の見通しが持てないのに、予約を受け付けられない」と話す。

 神戸市でもモデルナ製ワクチンを利用し、7月以降に集団接種会場を新たに7カ所設ける予定で準備を進めていたが、開設を見通せない。ファイザー製の供給予定も示されておらず、8月からの集団接種の予約受け付けを開始できない状況という。(高田康夫、貝原加奈)

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