兵庫県教育委員会は6日、東京五輪の競泳ギリシャ代表チームが、尼崎市で11日から予定していた事前合宿を中止すると発表した。新型コロナウイルスの影響を考慮し、東京の選手村に直接入ると同国大使館から連絡があったという。
県と尼崎市は昨年3月、ギリシャ水泳連盟との間で事前合宿の協定を締結。同市内にある「県立尼崎スポーツの森」の50メートルプールで7月11日から21日まで、選手8人とスタッフ4人が練習することになっていた。
県教委の担当者は「受け入れ態勢を整えていたので残念だが、五輪では実力を発揮してほしい」と話す。
尼崎市ではウクライナの競泳とアーティスティックスイミングのチーム、ベラルーシの競泳チームも事前合宿を予定している。(古根川淳也)