兵庫県と神戸市は来年7月から、上水道用の「千苅(せんがり)ダム」(神戸市北区)を武庫川の洪水対策に活用する。6日で丸3年となる西日本豪雨など激甚化する災害に備え、全国で初めて水道用の利水ダムを改修して治水に役立てる。(藤井伸哉)
ダムの改修で、東京ドーム1杯分(124万トン)に近い100万トン分の貯水量を上積みする。
武庫川は、丹波篠山市から人口密集度が高い阪神地域に注ぐ。堤防決壊などで氾濫した場合、浸水が想定される地域には約110万人が住み、県内で最多、全国でも10番目に多い。洪水時の浸水の深さが10メートルに及ぶ地域があり、深刻な被害が予想されるため、県は大雨直前にダムの水位を下げる「事前放流」や、下流部の川底掘削などを進めてきた。
県はさらに対策を強化するため、武庫川水系にある千苅ダムを所有・管理する神戸市と治水活用を協議。同市は当初、雨が降らなかった場合、水道水の安定供給に支障が出る可能性があると難色を示したが、豪雨被害の激甚化や、渇水時に県が水道水供給に協力する姿勢を示したことを受け、連携した。
千苅ダムは既に6~10月の出水期に水門を活用して水位を1・5メートル下げ、150万トンの貯水量を確保している。堤防の改修で別ルートからも放流ができるようになり、来年からは7~9月にさらに1メートル水位を低下させる方針だ。これにより、西宮、尼崎市をまたぐ国道171号の甲武橋付近では、毎秒50トンの水流で水位を5センチ下げられるという。
県総合治水課の担当者は「治水ダムを新たに造るには莫大(ばくだい)な費用と時間を要する。利水ダム活用は有効な手段となる」と話した。
【千苅ダム】1919(大正8)年完成で、貯水量は神戸市最大規模の1124万立方メートル。神戸市北区の北部地域に水道水を供給しているほか、阪神水道企業団から購入した水とともに神戸市の市街地にも給水している。
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