兵庫県伊丹市は7日、同市立伊丹病院(同市昆陽池1)で接種を予定していた新型コロナウイルスワクチンの温度管理を誤り、30回分を廃棄したと発表した。同日以降のワクチン接種に影響はないという。
市によると6日午後4時ごろ、市役所に隣接する防災センターからワクチンが到着後、2~8度の冷蔵で管理すべきところを、誤ってマイナス75度前後で冷凍保存したという。7日正午ごろにミスが判明。ワクチンは8日以降に使用する予定だった。
ワクチンの配送時には、保存方法などを記した確認シートを薬剤師が受け取っていた。市ワクチン接種推進班は「今後は配送時の保管を複数人で行うなど、再発防止を徹底したい」としている。(久保田麻依子)