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まん延防止措置後の対策について会見する井戸敏三知事=8日午後、兵庫県庁
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まん延防止措置後の対策について会見する井戸敏三知事=8日午後、兵庫県庁
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 新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置が解除される兵庫県。8日、会見を開いた井戸敏三知事は、新規感染者が増加傾向にある中での解除について「(8日発表の)感染者50人はショックだった。状況を十分注視していく」とした。

 時短営業の30分延長については「大阪から流れ出ない。流れて来られないような対応が必要だった」とした。

 県内15市町で土日祝日の酒類提供を解禁することは「大阪とのバランス」と説明。「まん延防止措置を延長する大阪が禁止していない。大阪が飲酒OKにしていることを考えると、解除された兵庫は少なくとも大阪並みにはしないとまずいという判断」とした。

 8日発表の県内の新規感染者数は50人で、3回目の緊急事態宣言下だった6月11日以降で最多。この状況でまん延防止措置の延長要請を政府にしなかった点も問われた。井戸知事は「延長を要請するまでの状況ではない。経過的な対応をしっかり取り組むことで、まずは臨んでみる。そういう選択をした」とした。

 感染拡大の第3波から第4波に移る際の3月は、1日の感染者が50人を超えた後、一気に100人に達した。この点に触れ「(今は)同じような動きをしているように見えない訳じゃない。注視していかないといけない」と強調した。

 県は6月、まん延防止措置の解除を政府に求める目安を公表した。現在の感染者数はその目安を上回っているが、「それは自らが解除を申請する目安。自ら申請する状況では、もちろんない」と反論。「だから解除は求めなかった。ただ、延長をお願いするほど(感染者数が)急上昇している訳でもない」と歯切れが悪かった。

 今回の措置の期限は7月31日。その意味について「私の任期まで。それ以降の対応を私が決めてしまう訳にはいかない」と、次の知事に託す姿勢を示し、「下げ止まりしている状況は間違いない。変異株も懸念される。ぜひ協力いただければ」と県民に求めた。(堀内達成)

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