兵庫県は26日、東京五輪で兄妹そろって金メダルを獲得した柔道男子66キロ級の阿部一二三(23)と、女子52キロ級の阿部詩(21)に「誉賞」を贈ると発表した。
井戸敏三知事が同日、神戸市内であった県町村会定期総会のあいさつで「阿部きょうだいに対し、県としても、国の国民栄誉賞に匹敵する誉賞をぜひ差し上げたいとの方向で準備を進めている」と明らかにした。
誉賞はスポーツや文化、芸術などの分野で県民の誇りを高めた個人や団体に贈られる。1988年の創設以来、34人と2団体が受賞しており、五輪出場者では、アテネ五輪柔道金メダリストの谷亮子さんや、北京五輪陸上銀メダリストの朝原宣治さんらが受けた。(大島光貴)