兵庫県は１３日、新たに６８０人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１２日の７２８人に次ぐ過去２番目の多さで、３日連続で６００人を超えた。自宅療養者数は前日から２２２人増えて過去最多の１８３４人となった。
発表自治体別の新規感染者数は、神戸市＝２３０人▽姫路市＝５６人▽尼崎市＝１１６人▽西宮市＝７５人▽明石市＝３２人▽県所管分＝１７１人。直近１週間の１日平均は４９５・４人で、前日より２９・４人増えた。死者の発表はなかった。
自宅療養者の増加について、県感染症対策課は「病床の逼迫具合などを踏まえ、可能な人に自宅療養をしてもらっている」と説明。原則入院する中等症の一部患者についても医師を毎日派遣する宿泊療養施設で受け入れており、病床使用率（５４・８％）は平均感染者数が同水準だった４月下旬と比べて低く抑えられている。
新たなクラスター（感染者集団）も発生。神戸市の病院で入院患者５人、尼崎市立高校で同じ部活の生徒５人、加古川健康福祉事務所管内の工場で従業員８人が感染した。（大島光貴、長谷部崇） 〈おことわり〉兵庫県は１３日、各健康福祉事務所管内在住としていた感染者２９１人（１０日までの発表分）を、各市町に振り分けて発表したため、一覧表の「県発表（居住市町別）」の数字が大きく変わりました。最初の発表から一定期間後、統計情報として市町別に振り分けています。
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