兵庫県は１４日、新たに６２８人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。死者や重症者は確認されず、大半は軽症か無症状だが、１日の感染者数としては過去４番目に多かった。県内の累計患者数は５万３５８人、累計死者数は１３２３人だった。

　自治体別の新規感染者は神戸市＝１６５人▽尼崎市＝１００人▽西宮市＝７３人－と阪神間が目立ち、年代別では２０代が最多。神戸市で新たなクラスター（感染者集団）が１件確認されたほか、加古川市では５０代男性市議の２度目となる感染が判明した。

　また、１４日午前０時時点で県内に７０５人の入院患者がおり、４０人が重症とされる。病床使用率は５６・９％。一方、自宅での療養者数は同時点で１９８０人となり、２日連続で過去最多を更新した。

　７～１３日の１週間では、兵庫県の１０万人当たりの感染者数は６３・４人。緊急事態宣言が出ている東京都の２０８・９人や大阪府の９８・５人と差はあるものの、県内でも４日連続で新規感染者が６００人を超え、感染収束の兆しは見えない。（那谷享平）

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