兵庫県尼崎市教育委員会は23日、市内で新型コロナウイルス感染の急激な拡大が続いているとして、24日に終了予定だった市立小中学校の夏休みを29日まで延長すると発表した。2学期の始業式を5日遅らせる。授業時数の確保に影響はないとしている。
同市では「第5波」で、18日に1日当たりの新規感染者が過去最多の186人に上った。このうち10歳未満は32人、10代が30人を占めており、収束の見えない中で始業すれば感染拡大の恐れがあると判断した。
延長された期間、中学校の部活動は原則中止とし、28、29日に全国大会などがある場合はそれまでの練習を認める。
30日からは通常登校とするが、市教委は「必要があれば分散登校や臨時休校も検討する」としている。(竹本拓也)
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