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 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が9月12日まで発令されたことを受け、兵庫県内の公立小中学校や高校など約1250校のうち、2割超の296校が修学旅行の延期を決めたことが神戸新聞社の調査で分かった。宣言が延長されればさらに増えるとみられ、児童生徒にとって学校生活最大の行事の実施が難しくなっている実情が浮かび上がった。

 8月24~26日、県内41市町の教育委員会と県教委に修学旅行の取り組み状況などを尋ね、回答を集計した。

 延期は中学校の145校が最も多く、小学校122校、高校21校、特別支援学校8校と続いた。また296校のうち129校は、いったん1学期の予定を2学期や夏休みに延期しており、今回の宣言に伴って再延期を余儀なくされた。

 市町別で最も多かったのは神戸市で、小学校14校、中学校32校など。9月は13日以降に予定している中学校が他に30校あるが、宣言が延長された場合の実施は不透明という。中学3年は受験を控えているため、12月以降の実施も難しい。同市教委は「昨年度はほとんどの学校が修学旅行を実施できた。今年もできるよう感染が収まってほしい」と状況を注視する。

 業者との契約によっては延期によるキャンセル料が発生する。11市町の26校で該当する事例があり、費用について「検討中」とした明石市以外は公費で負担するという。

 運動会や文化祭など2学期中の学校行事についても39市町が、宣言期間中は実施の見合わせや延期、規模の縮小などを決めたか、検討していると回答した。(古根川淳也)

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