新型コロナウイルス感染拡大を受け、治癒後も不調を訴える患者に対応しようと、医療機関で「コロナ後遺症外来」を設ける動きが広がっている。兵庫県内では、脳神経疾患専門の吉田病院(神戸市兵庫区)が9月から受診を受け付ける。治癒後数カ月がたっても、息苦しさ、倦怠感、嗅覚障害などに悩む人が多いとされ、夏目重厚副院長(74)は「気になる症状があれば詳しく調べるので受診を」と呼び掛けている。(井川朋宏)
国立国際医療研究センター病院(東京)では、コロナ患者の約4分の3で後遺症が出た。英国の大学の研究では感染から半年以内に、患者の3人に1人程度に神経や精神の症状が起きたという。
さらに感染後、記憶障害や集中力不足といった「ブレインフォグ」(脳の中に霧がかかったような状態)に陥りやすい傾向があるという。この認知機能障害は症状が曖昧で診断が難しいとされる。
脳卒中など脳神経疾患の患者を数多く治療し、認知症外来もある吉田病院は、この点に着目。日本神経学会(東京)などでコロナ後遺症に関する知見が浸透したこともあり、今年5月に専用外来の設置を決めた。
同院の診断は、①問診②脳の病変を確認する磁気共鳴画像装置(MRI)③心理テスト④嗅覚検査⑤身体機能測定⑥栄養状態の評価⑦医師の説明と指導-という流れ。ほとんどはコロナに限らず、全入院患者に実施している項目だ。
④嗅覚検査は検査キットを新たに取り入れ、種類や濃度が異なるにおいをかぐことで、詳しく判定できるようになった。
今年春の第4波では、同院でも5月、入院患者と職員ら計20人のクラスター(感染者集団)が発生。院外で感染した通院患者も含め、同院の患者に後遺症に備えたフォローをしてきた。
脳神経内科、脳神経外科の専門医である夏目副院長は「第4波で感染した人に影響が出る秋以降、需要が高まるのでは。後遺症を診ることが難しい診療所の患者や、陽性判定は受けなかったが実は感染していたかもしれない人にも対応する」と話す。
コロナ後遺症外来は東京や首都圏、大阪などにもあり、医療機関ごとに診断項目は異なる。吉田病院の同外来は毎週水曜午後で、保険適用(3割)で9千円(再診8千円)程度。予約は同院TEL078・576・2773
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