兵庫県は７日、新たに６２０人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の累計感染者数は７万７１２人。また神戸市などで死者２人が新たに判明し、県内の累計死亡者数は計１３４９人となった。

　同じ火曜日では２週間連続で感染者が千人を超えていたが、前週からは４０４人減っている。直近１週間の平均患者数は７５２・７人で、８月２９日から１０日連続で減少している。

　発表自治体別では、神戸市＝１８３人▽姫路市＝７２人▽尼崎市＝８９人▽西宮市＝７１人▽明石市＝３７人▽県所管分＝１６８人。

　県によると、新たなクラスター（感染者集団）を２件確認した。川西市内の留守家庭児童育成クラブで１０歳未満の児童５人の陽性が判明。同クラブには利用者と職員が計約９０人おり、現在、休業中。龍野健康福祉事務所管内の児童クラブでは、１０歳未満の児童５人と職員２人の計７人が感染。ここも休業している。

　７日午前０時時点の病床使用率は７３・９％（重症病床５８・４％）で、宿泊療養施設の使用率は５０・８％となっている。自宅療養者は前日から２５１人減の３８１６人。県の担当者は「感染者は減少傾向にあるが、新学期が始まっており、下がり続けるかは不透明だ。１０代や１０歳未満の感染割合が増しており、警戒がいる」と話している。

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