兵庫県明石市は１２、１３日に１０歳未満～９０代の男女計３８人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また市内在住の７０代女性が１２日に死亡した。この女性には持病があり、陽性の判明後に医療機関に入院していた。市内で確認された死者は６２人となった。

　市役所の市民相談室に勤務する６０代男性職員と、市交通安全課の５０代男性職員の感染が明らかになった。

　市によると、市民相談室の職員は電話対応業務が中心で市民や職員に濃厚接触者はいない。市交通安全課の職員は、大久保駅周辺の放置自転車の巡回業務を担当し、市民との接触はなかった。同駅北自転車駐車場詰め所に一緒にいた同僚の職員２人を濃厚接触者に認定。詰め所は２４日まで閉鎖するが、駐車場は通常通り運営している。

　１３日時点で、宿泊療養施設の入所待ちは５人、自宅療養者は１３４人。入院の待機者はいない。（川崎恵莉子、有冨晴貴）

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