神戸発掘映画祭が16日から、神戸映画資料館(神戸市長田区腕塚町5)で開かれる。コロナ禍で2年ぶりの開催となる今回は、個人コレクターの収集や戦前の家庭用9・5ミリフィルムなどを特集。幻の古典アニメ「ちょん切れ蛇」など貴重な映像がスクリーンによみがえる。
■玉岡コレクション
16日は、無声映画の会を主催した故玉岡忠大が、1940年代の地元・三木や神戸を撮影したホームムービーを紹介。三宮の闇市風景はわずか1分だが、「フィルムの入手困難な時期で珍しい」(安井喜雄館長)という。
17日は洋画を中心とする玉岡コレクションから、怪奇俳優ロン・チェイニー主演の「嘲笑」(27年)と、淀川長治が10歳で「映画の洗礼を受けた」という「ウーマン」(18年)の2本をよりすぐり。上映前には娘の作家玉岡かおるさんにより、映画一筋の97年の人生が語られる。
30日は、阪東妻三郎ファンで知られる故古林義雄の収集から、阪妻の名場面集(31分)と、現存最長版が昨年作られた林長二郎主演の「切られ與三」(28年)。映画評論家山根貞男さんが、長年のコレクター取材の一端を明かすトークも聞き物だ。
■新発見アニメ
23日は、戦前のアニメを一挙上映。中でも新発見の「ちょん切れ蛇」(30年)は、日本アニメの先駆者・幸内純一の最後の作品で、ファン必見。政岡憲三がアニメ作家デビュー前に手掛けた実写児童劇「海の宮殿」(27年)も、国内初のお披露目となる。
また、9・5ミリの短縮版として複製販売されていた劇映画をデジタル復元。30日はマキノ省三監督の「夜叉王」(26年)や市川右太衛門主演の「浄魂」(同)などの時代劇、31日は内田吐夢監督の「漕艇王」(27年)や清水宏監督の「親」(29年)などの現代劇を予定している。
■往年の活弁再現
映画の「音」に注目したプログラムも。24日と29日は、小津安二郎監督のサイレント作品「東京の女」(33年)と伊藤大輔監督の初トーキー作品「丹下左膳 第一篇」(同)を上映。30日の嵐寛寿郎主演作「右門捕物帖 六番手柄」(31年)では、往年の関西活動弁士の録音を使い、活弁時代を再現する趣向だ。
その他、関西初上映となる「白茂線」(43年)などの鉄道映画や自主映画史上に輝く「青春散歌 置けない日々」(75年)、活弁に関する研究報告やデジタル配信を巡るシンポジウムなども。盛りだくさんの8日間になりそうだ。
1プログラム一般1400円。予約可。スケジュールなど詳細は同館サイトで。TEL078・754・8039
(田中真治)
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