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玩具の魅力を発信する「日本玩具博物館」の出版物
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玩具の魅力を発信する「日本玩具博物館」の出版物
子育て支援を続けているNPO法人「やんちゃんこ」
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子育て支援を続けているNPO法人「やんちゃんこ」
外国人住民の日本語教育に尽力するNPO法人「実用日本語教育推進協会」
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外国人住民の日本語教育に尽力するNPO法人「実用日本語教育推進協会」
(左から)内藤幸雄さん、石川哲也さん、神野立生さん
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(左から)内藤幸雄さん、石川哲也さん、神野立生さん

 芸術や科学、福祉などで地域社会の発展に貢献した兵庫県ゆかりの個人や団体に贈られる「第45回井植文化賞」に、西宮市在住の版画家神野立生(りつお)さん(75)やNPO法人「やんちゃんこ」(尼崎市、濱田英世代表理事)など3個人3団体が選ばれた。賞状、副賞(個人各50万円、団体各100万円)が贈られる。表彰式は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。(綱嶋葉名)

 井植文化賞は、三洋電機創業者の故井植歳男さん=津名郡東浦町(現・淡路市浦)出身=の遺志に沿い、公益財団法人「井植記念会」が1973年に制定。6部門で選出している。

 文化芸術部門の神野さんは、銅版画の巨匠S・W・ヘイターさんが主宰する工房「アトリエ17」で学び、帰国後に西宮市で工房「アトリエ凹凸」を開設。2009年にNPO法人化し、国内外で積極的に制作、発表活動を続けている。

 科学技術部門は、特定国立研究開発法人「理化学研究所」放射光科学研究センター長の石川哲也さん(67)。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)の整備に光学系開発責任者として携わり、実用化に貢献。世界のエックス線科学、量子科学の進展に寄与した。

 社会福祉部門では「あかしユニバーサルフットボール連盟」代表の内藤幸雄さん(67)が受賞。自らも車いすで活動する中、障害者の健康とリハビリに着目し、日本健康フットサル連盟を創設。さらに障害の有無に関係なくフットサルを楽しめるように、あかし-を設立し、交流の輪を広げている。

 地域活動部門の「やんちゃんこ」は、1991年に「子育て支援は親の支援」をモットーに子育てサークルとして発足。放課後児童の居場所づくりや、発達障害の子を持つ親を支える活動などに尽力してきた。

 また、報道出版部門で、日本玩具博物館(姫路市、井上重義館長)が選出された。郷土玩具などの企画展開催に加え、出版活動にも注力。「伝承手づくりおもちゃ」などを出版したほか、2010年には全国の地方新聞でコラム「ふるさとの玩具」を連載した。

 国際交流部門は、NPO法人「実用日本語教育推進協会」(神戸市灘区、浅田まり理事長)。04年に設立し、外国人住民に日本語を学ぶ機会を提供。また日本語教育を支援するボランティア向けの講座開催や、指導書の作成などにも取り組んでいる。

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