神戸市西区押部谷町木見の休耕田でコスモスの花が満開になっている。ピンクや赤、白の花が風に揺れ、秋の深まりを伝えている。
近くに住む藤本司郎さん（８５）が２年ほど前まで野菜などを育てていた。今年は７月中旬に、約８アールの畑に初めてコスモスの種をまいた。藤本さんは「草が生い茂るより、きれいなコスモスが咲くほうがいいと思って」と話す。
種まき以降、天候に恵まれて順調に生育し、今月上旬ごろに開花した。現在は高さ約１・８メートルにまで育ち、道行く人らがスマホで撮影するなどして楽しんでいる。近所に住む女性（５５）は「地域が明るくなった。秋が感じられていいですね」と見とれていた。見ごろは今月下旬まで続くという。（坂井萌香）
