任期満了に伴う兵庫県佐用町長選が26日、告示された。無所属で現職の庵逧典章氏(72)以外に立候補の届け出はなく、2017年の前回に続いて無投票で5選が決まった。
庵逧氏は05年、旧4町合併に伴う新町の町長選で初当選。以来、4期16年にわたって町政を担ってきた。09年の県西・北部豪雨後は防災施策を一層強化し、財政健全化にも力を入れてきた。一方、人口減や高齢化が進み、移住や定住による活力の創出などが大きな課題となっている。
5期目に注力する施策に地域医療やインフラ維持、山林の管理なども掲げる庵逧氏。「無投票という形で町民から大きな思いを託された。まず取り組むべきは新型コロナウイルス禍で落ち込んだ経済の立て直し」と強調した。(勝浦美香)
【兵庫の選挙】佐用町長選の結果