任期満了に伴う兵庫県新温泉町長選と町議選（定数１６）が２６日、告示された。町長選には、再選を目指す現職の西村銀三氏（７２）と元同町議で新人の平沢剛太氏（４８）がいずれも無所属で立候補した。

　選挙戦では、人口減少対策や現役世代の移住定住支援、地域経済の活性化に加え、建て替えが難航している浜坂認定こども園の整備方針などが争点となる。

　西村氏は新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷する観光や地場産業など地域経済の立て直しや医療・福祉の充実、女性活躍の推進などを主張する。平沢氏は駅前商店街の活性化や、旧町合併後手つかずになっている公共施設の整理、人口減少対策として地域を担う若者が帰ってこられるまちづくりなどを訴えた。

　同町議選には現職１４人と新人６人の計２０人が立候補を届け出た。両選挙とも衆院選と同じ３１日に投開票される。（末吉佳希）

【兵庫の選挙】新温泉町長選の立候補者

新温泉町町議選の立候補者