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瓦屋根や畳、ふすまなど江戸時代の建築様式が細かく再現された初代県庁館内=神戸市兵庫区中之島2
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瓦屋根や畳、ふすまなど江戸時代の建築様式が細かく再現された初代県庁館内=神戸市兵庫区中之島2
瓦屋根や畳、ふすまなど江戸時代の建築様式が細かく再現された初代県庁館内=神戸市兵庫区中之島2
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瓦屋根や畳、ふすまなど江戸時代の建築様式が細かく再現された初代県庁館内=神戸市兵庫区中之島2
小型無人機で上空から捉えた初代県庁館の外観(撮影・辰巳直之)
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小型無人機で上空から捉えた初代県庁館の外観(撮影・辰巳直之)
神戸新聞NEXT
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 初代兵庫県庁を復元した「兵庫県立兵庫津ミュージアム・初代県庁館」(神戸市兵庫区中之島2)の報道向け内覧会が29日あり、初代県知事の伊藤博文が通ったそのままの江戸建築が公開された。長屋門や役人の屋敷、雪隠(トイレ)などが再現され、兵庫の歴史に触れられる。開館は11月3日。

 同ミュージアムは県政150周年の事業で計画された。30年前から地元の歴史研究会などが要望し、移転した神戸市中央卸売市場の跡地に建設。初代県庁館のほか、展示施設「ひょうごはじまり館」が来秋オープンする。

 兵庫県の初代県庁は1868(慶応4)年5月23日、兵庫運河のそばにある旧大坂町奉行所兵庫勤番所に置かれた。初代県庁館では、現存する絵図などに基づき、知事執務室のある県庁舎や訴訟を取り次ぐ「取次役所」など5棟を約500平方メートルの敷地に再現した。

 一時的に罪人を収容する「仮牢」は木製の2重のおりで、来館者が自由に出入りできる。目の前の景色と3D映像を重ねる複合現実(MR)技術のゴーグルを着け、歓談する伊藤博文や豪商北風正造にコーヒーをついだり、スマートフォンで一緒に撮影したりすることもできる。

 同ミュージアム整備室の岸本健吾室長は「兵庫の文化や歴史を分かりやすく解説し、兵庫のファンを増やしたい」と意気込む。一部は貸しスペースや休憩室として利用。無料。午前9時~午後5時(4~9月は午後6時まで)。月曜休館。同ミュージアムTEL078・651・1868

(小谷千穂)

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