圧倒的な強さで議席を守り切った。9選を決めた兵庫2区の公明党前職赤羽一嘉氏(63)は「当選確実」の知らせを受け、神戸市兵庫区の事務所で顔をほころばせた。支援者から花束を受け取り、「コロナ禍にある日本の再生に向け、しっかり仕事をしたい」と力強く語った。
安倍・菅政権で国土交通相を2年間務め、政権の中枢で奔走した。在任中はコロナ禍も相まって地元に戻れたのは数えるほど。短期決戦への焦りは強かった。
公示後、1日15カ所前後のスポット演説に臨み、住宅街やマンション前でマイクを握った。支持母体・創価学会の強固な組織力があるとはいえ、「出向いて顔を見せなければ票につながらない」(陣営)。
「1票の格差」是正のため区割り変更で前回衆院選から2区に編入された西宮市北部は重点エリア。編入の事実を知らない有権者もおり、赤羽氏の知名度は十分ではない。個人演説会は西宮での集会に最も時間を割き、国道176号の拡幅工事進展などの成果を強調した。
自民党との連立政権が始まった1999年以降、公明の“指定席”が続く2区。自民は「友党」への配慮から候補者擁立を見送る。ただ、自民地方議員の手厚い選挙協力は望めず、保守層の支持拡大が鍵だった。
「自公政権の柱として大活躍してくれた」。公示翌日、応援に駆け付けた岸田文雄首相が赤羽氏をたたえ、新政権でも変わらない政府与党の一体感を印象づけた。赤羽氏もワクチン接種促進や新幹線のバリアフリー化といった連立政権、そして閣僚としての実績を街頭に立つたびにアピールし、保守層の票を積み上げていった。
閣僚から党要職の幹事長代行に。子育て世帯への所得分配を公約の目玉に掲げ、大型の経済対策の実行を選挙戦で約束してきた。「有権者の声に耳を傾けてきた。庶民の暮らしを守るために必ず実行していく」と意気盛んだった。
立憲民主党新人の船川治郎氏(54)は「不安を希望に変えられる政治」の実現を目指し、前回に続いて立候補したが、及ばなかった。県内の選挙区で唯一、立民と共産党がそれぞれ候補者を立て、野党票が分散したことも響いた。共産新人の宮野鶴生氏(64)は高齢者の医療費負担増の中止などを主張したが、支持は広がらなかった。(金 旻革)
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