薄氷の勝利に、喜びを爆発させた。兵庫7区は自民党前職の山田賢司氏(55)が日本維新の会による猛追をかわし、4選を決めた。4年前の圧倒的勝利から一転。阪神間で強まる維新の勢いに押され、かつてない苦戦を強いられた。
「ここまでもつれたのは私の不徳の致すところ。感謝と反省に尽きる」。自民辛勝を象徴する接戦となり、山田氏はかみしめるように語った。
選挙戦では野党批判を控え、政権の実績を伝えることに注力。「コロナ対策、経済、子育て支援で結果を出す。自公政権に託してほしい」と訴えた。
前回は、政権批判票を食い合った維新、希望の党の共倒れに助けられて大勝した。自身で過去最高の得票率を挙げ、ライバルたちの比例復活も許さなかった。
だが今回は公示前から、阪神間で維新がじわじわと存在感を高めた。半年前には、宝塚市長選で「県内初の維新首長」を目指す新人が、現職の後継候補に僅差まで迫る戦いぶりを見せた。「今回は本気で維新が怖い」。首相交代のご祝儀相場が高まらない中、自民市議は無党派層の動向に神経をとがらせた。
さらに戦いを不安定にさせたのは、連立を組む公明党との関係だ。県内選挙区の自民候補10人で唯一、公明の推薦を得られなかった。2019年の参院選で公明の協力要請を拒んだことが背景にあるとされ、陣営は公明支持層の行方に気をもんだ。
公明は比例代表での協力と引き換えに「推薦候補と同格の支援」を確約。山田氏は街頭で「比例は公明に」と繰り返した。過去3回の選挙で、ほとんど口にしなかったフレーズ。陣営幹部は「危機感の裏返し。吹っ切れた」と明かした。
競争による経済成長や安全保障での「強い日本」を重視する持論を前面に出さず、演説では「弱い立場の人を置き去りにしない」とも強調。格差批判を警戒し、立憲民主党との対立軸が際立たないよう腐心した。
序盤は優勢が伝えられたものの、中盤以降は維新の勢いに苦しんだ。安倍晋三元首相ら党幹部の来援を受けて引き締めを図ったが、維新の「停滞か維新か」という訴えに票を奪われた。
「維新の勢いを阪神間で食い止められたのは大きい。地に足の着いた仕事で結果を出してみせる」。支持者の詰めかけた事務所で、山田氏は自戒と決意を込めて語った。(山岸洋介)
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