童謡「赤とんぼ」を作詩した三木露風(1889~1964年)が宮沢賢治(1896~1933年)から初詩集「春と修羅」の献本を受け、返信を出したことを示す直筆のメモが、霞城館(兵庫県たつの市龍野町上霞城)で初公開されている。出版当時はまだ無名だった賢治の作品を露風が称賛する文面で、近代日本文学を代表する詩人2人の交流に研究者らも注目している。
龍野城下に生まれた露風が赤とんぼの詩を発表して今年で100年。これに合わせて同館が特別展「三木露風とふるさと」を企画したところ、日本大元教授の近藤健史さんが同館の所蔵資料からメモを見つけ、くしくも目玉展示となった。
メモは露風が賢治に宛てた手紙の文面を控えたもので、「春と修羅」が出版された直後の1924(大正13)年4月25日付。早世した賢治を存命中に評価していた文学者は少なく、宮沢賢治記念館(岩手県花巻市)の学芸員で、賢治の弟の孫に当たる宮澤明裕さんは「2人に交流があったことに驚いた」と話す。
「春と修羅」が誰に献本されたかの全容は分かっておらず、宮澤さんは「他の作家の日記などから今後も献本先が判明するかもしれない」と期待する。
霞城館の特別展では、露風が詠んだ和歌の書や、赤とんぼの現在の歌詞が完成した童謡集「真珠島」なども展示。関連イベントとして、姫路大の和田典子教授による記念講演会(6日午後2時)▼ソプラノ歌手林裕美子さんらによる露風コンサート(13日午後2時)-などがある(いずれも要予約)。
展示は12月12日まで。月曜と11月24日休館。一般200円など。霞城館TEL0791・63・2900
(直江 純)
◇ ◇
■露風が賢治に宛てた手紙の控え全文
四月廿五日 岩手県花巻川口町 宮澤賢治宛
御清著「春と修羅」及び御書面をお受取致しました喜んで御受容れまします。君が其御序文中に於て自分といふ者が現象で電流体の青き照明であると観られてゐることに就て私は善い賞讃を惜まぬ者であり又屈折率、くらかけの雪、日輪と太市等の詩はいづれも善い詩情を有つてゐるものと思ひます。右御受迄 草々
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