赤や黄色に染まった山深い谷間に、三重塔や山門などの仏閣がたたずむ。兵庫県丹波市青垣町桧倉の高源寺。定時の拝観前、許可を得て小型無人機（ドローン）で上空から撮影すると、境内はよりいっそう華やいで見えた。

　丹波紅葉三山の一つで、鎌倉時代に建立された古刹。開山した禅師が中国から持ち帰ったとされる天目カエデ２００本をはじめ、約２千本が順次色づく。

　「今年は色づき始めたのが例年より早く、鮮やかな期間がいつもより短い」と同寺。ひとときの美しさも残りわずかで、見頃は来週半ばまでという。

　拝観時間は午前８時半～午後５時（入山は同４時半まで）。入山料３００円、中学生以下１００円。高源寺ＴＥＬ０７９５・８７・５０８１

（辰巳直之、山崎　竜）