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囲碁天元戦第4局 英気養う昼食は島の特産たっぷり

2021/12/06 13:21

 囲碁の第47期天元戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第4局は6日正午、昼休みに入った。対局場である兵庫県洲本市のホテルニューアワジでは、両棋士が午後の戦いに備えて、淡路島特産の食材がいっぱいの昼食を取って、英気を養った。

 一力遼天元(24)は「活魚料理 きた八」(洲本市海岸通2)による特注弁当を出前で頼んだ。淡路島近海の新鮮な魚介を中心にしたにぎりずしがずらりと並んで、島で捕れる魚種の多彩さを実感させる。ナスなどが入った赤だしは、同ホテルが提供した。

 「活魚料理 きた八」の担当者は「気持ちよく対局に臨めるよう、心を込めました。淡路島は『御食国』と呼ばれてきたほど食材が豊富です。おいしいお昼ご飯を食べて、存分に力を出してほしい」とエールを送った。

 関航太郎七段(20)は、同ホテルの肉うどんを選び、デザートにはフルーツ盛り合わせも頼んだ。うどんの具には、淡路牛のほか、洲本市の農家が丹精込めて作っており、甘みやうまみで評判の「成井さんちの完熟たまねぎ」を用いた。

 肉うどんは普段提供していないメニューで、同ホテルのシェフが鰹と昆布のだしで仕上げ、食欲をそそる香りを漂わせていた。フルーツは秋の季節感を演出する盛り付けだ。(小林伸哉)

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