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省エネ性能ランキングで3度目の世界一となったスパコン「MN-3」=横浜市(プリファードネットワークス提供)
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省エネ性能ランキングで3度目の世界一となったスパコン「MN-3」=横浜市(プリファードネットワークス提供)

 神戸大学(神戸市灘区)と人工知能開発会社のプリファードネットワークス(東京)が演算装置(プロセッサー)を共同開発したスーパーコンピューター「MN-3」が、スパコンの省エネ性能を競うランキング「グリーン500」で3度目の世界1位になった。2020年6月に初めて世界一となったが、同年11月に2位に陥落。演算の効率化を進め、21年は6月、11月と連続で首位となった。

 同社によると、「グリーン500」の発表は毎年2回。今回、MN-3は消費電力1ワット当たり毎秒約393・8億回の計算ができると評価され、世界一の座を守った。演算装置など自体は20年6月時点から同じだが、計算していない時間を短くしたり、不要な回路の電力消費を抑えたりするなど工夫を重ねた結果、今年6月と比較して、電力効率が32・59%と飛躍的に向上したという。

 MN-3は海洋研究開発機構・横浜研究所(横浜市)にあり、神戸大大学院理学研究科の牧野淳一郎教授らの研究グループと同社が開発した演算装置を搭載。人工知能の性能を向上させる「深層学習」ができ、ロボットなどへの応用が期待されている。(霍見真一郎)

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