クリスマスを彩るリースの作成が大詰めの時期を迎えている。神戸で唯一、手作りを続けている装飾品生産・輸入会社「大前」(神戸市須磨区)では、熟練の従業員たちが次々と華やかなリースを仕上げている。
国内でのクリスマスの装飾品作りは、神戸港の開港を機に神戸で始まったとされる。最盛期には関連会社が数百社あったが、1970年代以降に減少。現在は大前の1社のみになった。
同社は春先から約2万点を製造。この時期は出荷の最終盤で、松ぼっくりやベルなどの飾り付けを一つ一つ手作業で進めている。専務の大前貴司さん(38)は「自宅で過ごすクリスマスに、リースが花を添えてくれたら」と話している。
インターネット通販サイト「楽天」と「ヤフーショッピング」内の「KOBE CRAFT(神戸クラフト)」で購入できる。大前TEL078・795・5003
(鈴木雅之)









