今季一番の寒気が上空に流入し、兵庫県では25~27日にかけて、北部を中心に大雪となる見込みだ。普段雪の少ない南部の平地でも積雪の恐れがあり、神戸地方気象台は24日、積雪や路面凍結による交通障害などに注意を呼び掛けた。
押し寄せる寒気は数年に一度クラスの強さとみられる。同気象台によると、26日午後6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多い所で、県北部50~70センチ、県南部の山地40~60センチ、県南部の平地10~20センチ。その後の24時間にも同程度の降雪が予想されている。
気象庁は24日、国土交通省と共同で緊急発表し、大雪の際には不要不急の外出を控えるよう求めた。過去には車の立ち往生が発生しており、やむを得ず車を運転する場合には冬用タイヤやチェーンの装着を徹底するよう呼び掛けている。(高田康夫)