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オミクロン株が初確認されたことを受け会見する斎藤元彦知事=30日午後、兵庫県庁(撮影・藤家 武)
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オミクロン株が初確認されたことを受け会見する斎藤元彦知事=30日午後、兵庫県庁(撮影・藤家 武)

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が兵庫県内でも初めて確認された。全国で市中感染が相次ぐ中、会見を開いた斎藤元彦知事は「年末年始の人が集まる時期なので、マスク着用など感染対策を徹底してほしい」と要請。3回目のワクチン接種促進に向け、大規模会場の設置を前倒しする方針を示した。ただ、全体の感染者数は落ち着いているとして、外出自粛など県民への行動制限は否定した。

 斎藤知事は大阪、京都府など往来がある地域でオミクロン株の市中感染があったことを挙げ、「兵庫でいつ起きてもおかしくない状態だった」と説明。その上で「今後、感染者が増加する懸念はあり、警戒が必要」と危機感を示した。

 年末年始の帰省を迎えており、「混雑する場所や時間帯を避け、少人数で行動してほしい」と注意喚起。感染の不安があれば、県などが29日から薬局などで始めた無料検査の活用を訴えた。また、感染予防として、1テーブル4人以内で2時間以内を推奨している飲食店での会食は、年末年始に限らず、当面の間、呼び掛けるという。

 一方、オミクロン株の感染を確認した3人が不特定多数と接触しておらず、濃厚接触者の陰性を確認していることから、「外出自粛などの要請は考えていない」と強調。兵庫県民向けに実施している旅行割引キャンペーンも継続する。

 3回目のワクチン接種を行う西宮市と姫路市の大規模会場では、接種開始を前倒しし、1月14日から始める。斎藤知事は「1日当たりの接種人数を増やし、各会場500人でスタートしたい」と述べ、高齢者らへの接種を加速させる考えを示した。(藤井伸哉、井川朋宏)

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