仕事始めを前に、年末年始を故郷などで過ごした人たちのUターンが3日、ピークを迎えた。昨年に続いて新型コロナウイルス感染拡大への警戒が続く中、兵庫県内の鉄道駅でも大きな荷物を持った家族連れの姿が見られ、高速道路では渋滞が起きるなどした。
JR西日本によると、山陽新幹線の上り指定席はほぼ満席となり、博多発東京行きの自由席の乗車率は最大150%に。同新幹線の新神戸駅(神戸市中央区)も多くの人であふれ、券売機の横には「本日分の指定席はほぼ満席です」との手書き掲示板が立っていた。
同市内の実家に帰省していた女性(42)=横浜市=は「変異株が出始めたのでひやひやしたが、対策を徹底して子ども2人を両親に見せることができた。親孝行ができ良い年越しでした」と笑顔で話した。
神戸空港では、全日空の東京行きの予約率がほぼ100%となるなど混雑した。また、日本道路交通情報センターによると、阪神高速神戸線の東行きや山陽自動車道の上りなど各地で10キロを超える渋滞が起きた。(安福直剛、初鹿野俊)









