「たかが頭痛」と評されがちな片頭痛だが、有病者数は国内で約840万人とされ、労働者が十分に力を発揮できず労働生産性の低下などで年間約3千億円の損失があると指摘されている。片頭痛への正しい理解を広げるため、製薬会社「日本イーライリリー」(神戸市)は「ヘンズツウかるた」を制作し、ウェブ上で公開している。(中部 剛)
「あ」=あたまを交換したいくらいの痛み
「な」=何科に行けばいいのかわからない
「こ」=香水のにおいも引き金に
片頭痛は男性の3・6%、女性の12・9%が抱える神経性の疾患。頭の痛みとともにおう吐、光過敏、音過敏なども伴うが、一般的に「頭痛くらい」という意識が強く、本格的な治療を受ける人は多くない。職場でも周囲の人に伝えず、がまんして仕事を継続する傾向がある。
同社には片頭痛の理解を深める「ヘンズツウ部」(120人)があり、片頭痛当事者と、そうでない上司や同僚、部下が話し合って相互理解を深めている。当事者のつらさを知ることで、社員同士が助け合って生産性を上げることを目指している。
ヘンズツウ部は、かるた制作に、頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会とともに協力。症状、患者の悩みなどを46種類の絵札と文字札にまとめ、可視化した。
制作にかかわったイラストレーターのフジワラアイさんも幼少期からの片頭痛持ち。「自分のつらさを言ってもいいんだと捉えて、自分の痛みに向き合えるようになったらもっと楽になれる」とコメント。
医学監修した富士通産業医の五十嵐久佳さんは「片頭痛による労働生産性の損失は非常に大きく、重要な課題。職場全体で片頭痛を理解し、柔軟に働き方を調整できれば労働生産性も上がる」としている。
https://www.henzutsu‐karuta.jp
■36%が治療ためらい
日本イーライリリーのインターネット調査によると、片頭痛を抱える回答者のうち36・5%が治療を躊躇(ちゅうちょ)している実態が明らかになった。また、1カ月に頭痛日数が15日以上ある患者は、労働遂行能力が半分に落ちているという。
2020年7~9月、片頭痛症状のある1万7071人を対象にアンケートを実施。平均年齢は41歳、男性33・5%、女性66・5%だった。
片頭痛の治療に躊躇した回答者の割合は、頭痛が多い人ほど高く、月に15日以上頭痛のある人は44・6%に達していた。
受診や治療状況を尋ねると、「1度でも市販薬を使用したことがある」は80・4%に達しているものの、「過去1年間に医療機関に受診したことがある」は39・7%、「予防治療薬を使用したことがある」は10・2%にとどまった。
調査のアドバイザー、日本頭痛学会代表理事の平田幸一氏(独協医科大副学長)は「片頭痛で仕事に影響があるにもかかわらず、がまんして働く日本人の現状が明らかになった」と指摘している。
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